◇大相撲九州場所11日目(2024年11月20日 福岡国際センター)
大の里は新大関Vと2場所連続制覇が絶望的となった。
絶好調の隆の勝を止められず、首位と3差に広がる4敗目。相手が左に変わり気味に立ち、右喉輪で上体を起こされ、劣勢に。引きが災いして押し出された。「顎が上がってしまった。でも、まだ場所は終わっていないので集中する」と自身に言い聞かせるように話した。
土俵下の九重審判長(元大関・千代大海)は「いつもだったら抜け出している状況だが、今年の疲れが出ているのかな」と話す。年間最多勝争いも2位の琴桜が1差に迫り、これ以上の失速は許されない状況となってきた。