大リーグのオーナー会議が20日(日本時間21日)、米ニューヨークで2日目を迎え、ヤンキースのオーナー、ハル・スタインブレナー氏がメディア対応し、ロッテからポスティングシステムを通じてメジャー移籍を目論む佐々木朗希投手(23)について「素晴らしいピッチャーであることは疑いもない」と高く評価した。
スタインブレナー氏は「ハイライトは見たが、まだ実際に見たことはない」と話したが「ポスティングされてくる日本人投手について具体的な話し合いはまだしていない。他のチーム同様、いずれすることになる」とし、「まだ(yet)」の部分を強調。強い関心を抱いていることをうかがわせた。
今オフのヤンキースでは、自前のFA選手であるファン・ソト外野手を残留させるかどうかが注目の的。一方で、ソト以外の優先事項を尋ねられたスタインブレナー氏は「投手陣が万全ということは決してない。先発投手、ブルペンに目をやる」と述べており、今後の動きが注目される。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)