中日の大野雄大投手が21日、名古屋市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、1億8000万円ダウンの年俸1億2000万円(金額は推定)で、単年契約を結んだ。
減額制限(1億円超は40%)を大幅に超えるダウン提示にも、「1年間投げることを目標にスタートして、それが全くできなかった」と話した。
今季は左肘の遊離軟骨除去手術から復帰。今季初登板となった4月3日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)で5イニングを投げ1失点で今季初勝利を挙げたが、9試合で2勝6敗、防御率4・87だった。
大野は「(球団からは)“中6日で投げることを期待してるから、来年はお願いします”と。そこは自分の長所ですし、まだまだ大野いけるなと、そう思っていただけるように、2月1日から取り組んでいきたい」と力を込めた。
大野は昨年オフの契約更改では、20年オフに結んだ3年契約に付帯した1年延長のオプション条項を満たし、現状維持の年俸3億円(推定)でサインしていた。