お笑いタレントのイモトアヤコ(38)が、20日放送のTBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」(水曜後9・30)に出演。2017年の第1回「女芸人No.1決定戦 THE W」ファイナリストで、現在は少女漫画や洋服作りも手掛ける、後輩で大親友の中村涼子(38)が引っ越しすることに番組内で号泣するハプニングがあった。
番組冒頭で「涙なくして語れないことがありまして」と話し始めたイモト。「家族に近い存在で20歳くらいからの付き合い。同い年の息子もいて、いつも遊んでいる」という中村と夏の終わりに遊びに出かけたエピソードを披露した。
すると、目的地へ向かう車中で突然中村から「報告があって」と切り出され「実は私、引っ越すことになりました」と報告を受けたという。2人は自転車で10分ほどの距離に住むご近所さんだったが、中村の夫の実家がある石川県金沢市に引っ越すことが決まったという。
イモトは突然の報告に動揺しつつ「いいじゃん」と本心を隠して答えたが、目的地のアミューズメントパークで子供を遊ばせている最中に涙がこぼれてきたことを明かした。「(施設は)楽しい空気だけど、涼子がいなくなっちゃうと思ったら涙が止まらなくなってきた。でも、涼子に見られたら申し訳ないから背を向けながらボールプールで遊ぶ振りしてめっちゃ涙が流れていた」と振り返った。
引っ越すのは来年4月がメドというが、この番組にも多数出演するなど、公私で親交が深かった2人。この日の番組内でもこれまでのことを話しているうちに「なんか悲しくなってきたな。先週、出し切ったはずなんですけど。まだ整理できていないし、涼子に実は言ってないんだよね。この気持ちを。未練が残ってたのかもな。いろいろ思い出してたら涙が止まらなくなるよね」と番組内で再び大号泣した。
これまで中村にはいろんな面で支えられてきただけに、引っ越しを報告されてから簡単に中村を誘えなくなったという。「涼子離れしなきゃという自分がいる。頼るのを抑えておかないと、ギリギリまで頼って急にパツンとバイバイしちゃうとその時自分が辛すぎて耐えきれないんじゃないかと思って。良くないんだけど、涼子の代わりを探そうとした。気持ちを切り替えようとしたけど、代わりはいないのよ」と打ち明けた。
番組の最後には「恐ろしいのは自分の本心を涼子自体には言ってないので。これを聞かれたらどうしようと思っています」と話したイモト。「先にこっち(ラジオ)で言っちゃったよ。どうしよう。本人に面と向かって言うのがどこか小っ恥ずかしくて言えなかった。当の本人が聞いたらどう思うんだろうね」と苦笑いしていた。
それでもまだ諦めきれないのか「(引っ越しが)なくなるかもしれないもんね。まだわからないもんね。そんなことは願っていないけど、何が起こるか分からないからね」と発言。番組スタッフも苦笑いを浮かべていた。