元日経BP記者で経済評論家の加谷珪一氏が21日、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(前11・30)に生出演。自身に寄せられた誹謗中傷について語った。
MCの玉川徹氏から「財政規律を守らないと、多変なことが起きちゃうんじゃないかっていう方に説得力があるように僕は思ってる。“財務真理教”みたいな言葉が流行って、言われることもあるんだけど、全然、財務省に洗脳されてるわけではない。加谷さんは専門家としてどう思われますか?」と質問される場面があった。
「借金をしすぎれば、貨幣価値が下がっていって、物価が果てしなく上がって。最後の最後は、貨幣が紙くずになってしまうという事態を招きかねません」とし「財政規律は本来ちゃんと守るべきモノですよね。それをやらないと、国民がものすごく損をするっていうことになる。これは結構、明らかな心理ではないかなと思う」と賛同した。
「今日の放送をきっかけに加谷さんが“財務真理教”って言われるんですね」玉川氏。「物凄くネットととかで叩かれます。間違いなく。誹謗中傷とかもここまでやられると慣れっこになっちゃってますけど…」と語った。
「脅迫状も何十通もらったかって…“お前は精神病患者だから、とっとと隔離病棟に入院しろ”とか。こんなのもざらに来ます」と内容を明かすと共演者は驚がく。玉川氏が「命の危険を感じるようなモノも来るんですか?」と訪ねると「さすがにちょっと“お前は死んでもいい、お前のことは忘れないぞ”みたいな、ほのめかすことはあって…“殺すぞ”まではなかったんですけど、近いモノは結構ありますね」と明かした。
「発信元を開示させて訴えようとか、そこまではいってないんですか?」と聞かれると「キリないんですよ。そういうのを放置してていうのは良くないと思うんですけど、キリがないんでね…やっていないです」と苦笑いで答えていた。