俳優の柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜後10・00 ※『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』中継のため変動あり)第7話が、22日に放送される。第7話放送を前に、松本友香プロデューサに「TVer」で配信中の第6話の撮影裏話を聞いた。
<以下、ネタバレあり>
柳楽が演じるのは、坂東龍汰(27)演じる自閉スペクトラム症の弟のために生きる真面目で優しい市役所職員・小森洸人。2人で暮らす兄弟が佐藤大空(たすく、5)演じる謎の男の子「ライオン」と出会い、ある事件に巻き込まれていくオリジナルのサスペンスで、先の読めないオリジナルストーリーと、豪華キャストの演技が光る話題作。
第6話は、ライオンの母・橘愛生(尾野真千子)が警察に連行されるシーンから始まる。愛生は、息子・愁人(=ライオン)を殺害したとほのめかす。そのニュースを知った洸人は明らかな嘘にますます混乱する。そんな中、洸人はこれまで連絡をとっていた謎の人物・X(岡山天音)と接触し、同僚・美央(齋藤飛鳥)も巻き込まれていたことや、愛生の行動の意図を知る――という展開。
家族の絆とミステリーが絡み合う不測の展開。松本氏は「これまでの伏線回収回で、1話の冒頭とラストで見えた橋の上の謎の女性と男の子の緊迫のシーンの全てが明かされた回でした。あの橋の上のシーンは1話と同時に6話分も撮影したため、クランクイン直後の真夏の撮影ではありましたが、山奥で1日雨ふらしの撮影に耐え抜いてくださった尾野さんと大空くん、撮影隊の魂が詰まっています!」と、撮影秘話を告白。
「監督も渾身の迫力映像と俳優部の迫真のお芝居を撮れてすごく思い入れが強いシーンだそうです」と振り返り、「この日の天気は映像とは違い実際は薄曇りでほぼ晴れていたので、VFXチームが悪天候の世界を作ってくださいました。ただ、撮影もあと2カットの時、突然ゲリラ豪雨がやってきて、辺り一面暗くなり、大粒の雨が降り出しました。なので、1カットだけ、本当に天然の豪雨の中で撮影しているカットが混ざっています!それを見つけられたら相当なマニアックウォッチャーだと思います(笑)。」とニヤリと語った。
「そしてライオン役の大空くんはこのドラマで、一番色んなロケ場所に行っているかもしれません。ある時は山奥、ある時は山の頂上、海、川など…」といい、「5歳なので毎日の撮影が初めてなことばかりですが本当にタフにどんなシーンでも楽しんで過ごす姿がたくましい存在です」と、5歳の子役のタフさに太鼓判を押した。
【第7話 あらすじ】
記者の楓(桜井ユキ)が突然、小森家にやって来た。楓は、愛生(尾野真千子)が殺したと供述している息子が本当はここにいるのではないかと洸人(柳楽優弥)を問い詰める。
その場はなんとかやり過ごした洸人だが、小森家やライオン(佐藤大空)の存在がメディアに知られるのは時間の問題と思われた。
一方、愛生が息子の愁人(=ライオン)を手にかけるはずがないと確信している祥吾(向井理)は、愁人の写真や身体的特徴をメディアに公開して情報提供を広く呼び掛けていた。
八方ふさがりの中、ライオンを守ることを最優先しようと考える洸人。美央(齋藤飛鳥)や貞本(岡崎体育)の力を借り、美路人(坂東龍汰)とライオンの3人で離れた場所に身を寄せる決心をする。
美路人たちには旅行と称して住み慣れた家から離れることを決めるが…。同じ頃、祥吾が小森家に向かっていて――。