シンガー・ソングライターの秦基博(44)が、19日深夜放送のテレビ東京「あのちゃんの電電電波♪」(火曜深夜2・00)に出演。自身のターニングポイントについて語った。
秦は2006年にシングル「シンクロ」でデビュー。26歳だった秦はアルバイトをしながら、自らライブハウスのブッキングをしていたという。
2~3人の観客の前で歌う日や、観客が対バン相手のアーティストしかいない日もあった。それでも辞めようと思うことはなかったといい、「今思うとめちゃめちゃ怖いですけどね。お客さんも増えてないし、保障もない中。良い曲書きたいなとか、良い曲を歌いたいな~しか考えてなくて」と当時の心境を吐露。
自身のターニングポイントを聞かれると「インディーズでCD出したりとかはしてたんです。それを作った時は“これで俺、メジャーデビューまで行っちゃうのかな”とか、結構自信があった」と明かしたが、周囲からの反応は全くなかったという。
自分に問題があるのではと思った秦。「自信喪失というか、自分を見つめ直すきっかけがあったんですよね。それで曲の作り方とか分かんなくなっちゃって。しばらく曲が書けなくなったんですよ。スランプっていうか」と振り返った。
「シンプルなところに立ち返って、奇麗なメロディー、自分が思う言葉をシンプルに書くってことを考えて作り出したら、ちょっと反応が変わってきて」と変化があったと打ち明け、「それをやり出した頃に、今の事務所にたまたま見つけてもらえて」と話していた。