◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第1戦 米国1―9日本(2024年11月21日 東京D)
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は21日、スーパーラウンド2試合が東京ドームで行われた。初優勝を目指す米国は、大会連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」と対戦したが、1―9で逆転負けを喫した。もう1試合はベネズエラが台湾に2―0で勝利した。
米国先発のヒルは腕の位置を微妙に変え、遅いカーブを駆使して侍ジャパン打線に連打を許さず、4回1安打無失点。44歳左腕ない。初回に1死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、カブス、レッドソックス、ドジャースなどメジャー13球団を渡り歩き、通算386試合に登板して90勝を挙げる44歳左腕の投球に、打線も5回、トーマスが左越えソロで先制する理想的な展開となった。
しかし、5回に2番手のトンプソンが3連打を浴びて同点に追いつかれると、3番手のバーノンも侍ジャパン打線の勢いを止められず、2死一、三塁から小園に右翼線2点三塁打を打たれ、勝ち越しを許した。
7回に3失点、8回に3失点と終盤に突き放され、終わってみれば大敗。7投手をつぎ込んだが、侍ジャパンの強力打線を封じることはできなかった。
試合後、マイク・ソーシア監督は「前半は良かった。コルビーもホームラン打ったし、とても良かった。その後は、我々のミスが多かった。相手が非常にうまく打ってきた。この次はもっと良い投球をしなくてはいけない」と語り、高橋宏については「非常にいいピッチングをした。速球も早く、スプリットも素晴らしかった。非常にいいものを持っているし、十分に力を発揮したと思う」と称賛した。
「我々はベストな素晴らしいプレーヤーが揃っているチーム。今日は負けたが気持ちを切り替えることが大事。ポジティブな気持ちを持って、これから戦って行きたい。切り替えて、優勝へ向けて戦って行きたい」と前を向いた。
スーパーラウンドは1次ラウンドを突破した4チームで総当たり戦を行う。1次ラウンドの対戦結果は持ち越さない。同率で2チームが並んだ場合は(1)直接対決の勝者→(2)TQBの上位→(3)ER―TQBの上位→(4)直接対決試合での打率上位→(5)コイントスで順位が決まる。
【米国のスーパーラウンド日程】
22日 台湾戦(12時)
23日 ベネズエラ戦(12時)
※会場は東京ドーム