元西武の松坂大輔氏(44=スポニチ本紙評論家)が21日、プレミア12のスーパーR、日本―米国戦(東京ドーム)のテレビ朝日の中継で解説を務め、かつての同僚左腕の奮闘を称えた。
米国先発のリチャード・ヒル投手は44歳のベテラン左腕。松坂氏とはレッドソックス時代のチームメートで、11年6月にともに肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが「ヒル投手とは手術が1日違いで、その後に一緒にリハビリもしていました」と当時のエピソードを明かした。
「昔は基本的にサイドから投げていて、そこから肘の位置を上げていっていましたね」と松坂氏。この日は時折横から投げるなど変幻自在の投球で、2回2死からは源田、佐野、坂倉の左打者を全てカーブで空振り三振に仕留めた。
4回を1安打無失点で5奪三振。松坂氏は「(打者の)タイミングを外すのが上手。スピードの出ない投手のお手本でしょう。持てる技術の全てを駆使して投げていましたね」と、いまだ健在のかつての同僚の投球を称えていた。