◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第1戦 日本9―1米国(2024年11月21日 東京D)
元気に戻ってきた。右上腕付近に受けた死球の影響で18日のドミニカ共和国戦を欠場した辰己が「3番・中堅」で2試合ぶりにスタメン復帰。「やれることをやったんで100点」と初回に中前打を放つと、7回にも左前打。今大会初のマルチ安打となる2安打をマークし、直後には二盗も決めた。
密にコミュニケーションを取る後輩の大爆発に笑顔だった。侍ジャパン結成後、新パフォーマンスの相談や、ウォーミングアップをともにするなど、一緒にいる光景がおなじみになっている小園が2本塁打7打点と大暴れ。「スーパーラウンドで大暴れできるような調整ができたら」と活躍を予告していた背番号8は「今日に関しては僕の番じゃなかったかな」とうなずいた。
96年生まれの同学年で、楽天に18年ドラフト同期入団した鈴木翔が「左浅指屈筋および円回内筋損傷」で前日、代表を離脱。一塁ベンチに背番号「56」のユニホームが掲げられる中「こっちは僕らが受け継いで頑張りたい」と挑んだ一戦で、負傷の影響を感じさせない活躍。「割と仕事したんで、そういうタイミングが来たら力を発揮できる準備をしていきたい」と主役の座を虎視眈々と狙っていた。