北野武監督(77)が21日、横浜市のXR体験施設「IMMERSIVE JOURNEY(イマーシブ・ジャーニー)」の開館発表会にゲスト出演した。
エジプトのクフ王のピラミッドをさまざまな角度から観察する映像を自ら体験し「おもしれえ。よくできているなあ」と感心。その上で「科学や技術は進歩しているんだな。ただ、これを基本に考えると、今本当に起きているのか、一体いつの出来事なのかということをいろいろと考えてしまう。それは恐ろしいこと」と持論を展開した。
映像の翻訳監修を務めた考古学者の吉村作治氏(81)も出席。2013年に負った左膝の複雑骨折の影響で車椅子での入退場だったが、「これで満足してはダメ。本物を見に行ってほしい」とアピールした。
北野監督は、エジプト関連の番組で長く吉村氏と共演してきた。久しぶりの再会に「ミイラが動いているのかと思った」とジョークを飛ばしていた。