アルビレックス新潟のDF橋本健人（24）が21日、今季中のセットプレーでの得点に意欲を見せた。
「そういうところで自分は絶対貢献できると思って来ている。今季中にセットプレーで1点入れたい、というのはずっと思っています」
新潟は今季、セットプレーから3プレー以内での得点が、福岡と並びリーグ最小タイの6点。橋本は7月末にJ2徳島から完全移籍で加入し、リーグ戦7試合に出場しているが「僕が来てから多分セットプレーで点が入っていない。そこで点を取れるようになったらなおさら支配できて、相手に脅威を与えられる」と話す。
正確な左足を武器に出場時にはキッカーを務める。昨季在籍した横浜FCでは中村俊輔コーチの指導を受け、2日のルヴァン杯決勝では解説の小野伸二氏からキックの精度を絶賛された。「伸二さんみたいなレベルの人には到達していないし、それこそ中村俊輔さんは本当にうまかったので。ありがたいことですけど、もっと質を上げないと」とさらなる向上を誓った。
セットプレーは「（試合の）流れが関係ない。逆に流れを止める役割もあると思う」とその重要性を口にする。CKやFKを得れば20～30秒間、試合が止まる。そこで気持ちを落ち着かせるができるという。「フィーリングは蹴れば蹴るほど、試合で上がっていく」。残り2戦。ボールをセットする橋本に注目だ。