春季キャンプの話を聞いてみたい――。ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した石川柊太投手(32)が21日、みずほペイペイドームでトレーニングを行った。右腕はFA交渉について「進展は何もないです」と話した上で、今後の交渉テーブルで各球団に聞いてみたいことができたと語った。
ソフトバンクが来春キャンプで「S組」を導入するというニュースを知ったのがきっかけだった。小久保監督が信頼する10選手に序盤の調整を一任し、第4クールからA組に合流する。「キャンプの話とか聞くのもありだなと。どういう入り方をするのか。こういう流れとか。考える時間は多くなっている。判断材料にはならないですけど、聞いてみたい」と話した。
すでにオリックスとは交渉済みで3年総額5億円以上の好条件を提示されたもよう。ほか巨人、ヤクルト、ロッテも獲得に興味を示している。ソフトバンクも3年総額5億円プラス出来高払いとみられる条件で引き留めを図っており、決断が注目されている。