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次女が誕生した日本ハム・石川 来季の巻き返しへ覚悟

スポニチアネックス 2024年11月22日 7時4分

 子供はいつの時代も世の中の宝だ。新しい命の誕生の知らせを聞くと、いつもほっこりした気持ちになる。日本ハム・石川直也投手(28)に先日、第2子となる次女が誕生した。2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で自主トレ中の石川から直接、報告を受けた球団スタッフはみな、笑顔で「おめでとう!!」と握手をしている姿があった。

 東京都内の病院で、夫人の出産にも立ち会ったという石川は「元気な子供を産んでくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだ。今季は1軍登板なしに終わっただけに「(来季は)やり返すのもそうですし、子供も増えたのでその分、頑張らないといけない」と一家の大黒柱として表情をぐっと引き締めた。

 18年には52試合に登板して19セーブを挙げ、19年も60試合に登板するなどチームの中心的なリリーバーだった。ただ、20年にトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)を受けた影響で、昨季は平均球速も140キロ前半まで落ちたが、今季はオープン戦時期から150キロ台をマーク。今季の平均球速は148キロまで戻り「(球速は)術前ぐらいまできてるのかなと。だいぶ戻ってきたかなって感じはします。今年(の状態)は術後では一番良かった」と前向きだった。

 10月の宮崎でのフェニックス・リーグでは投球の幅も広げるために新球のスライダーとツーシームも試投し「やれることをやってみようかなと思った。ネコさん(金子投手コーチ)にもいろいろ聞いていました」ともがいた。来季の目標は守護神のポジションを狙うのかと思ったが「もうそういう立場でもなくなった。とにかく1軍で投げたい」となりふり構わない。記者と同じく2人姉妹の子供を持つ親として、勝手に親近感を持っている。直也パパの巻き返しを応援したい。(記者コラム・田中 健人)

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