大リーグ機構(MLB)は21日(日本時間22日)、今季のMVPを発表し、ナ・リーグは大リーグ史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平投手(30)が2年連続3度目の選出となった。
ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)がリーグ記録を塗り替える62本塁打を放った22年以来、2年ぶり2度目の受賞。両リーグMVPがともに満票で選出されるのは2年連続2度目となった。
大谷は指名打者専任の選手としては史上初、両リーグでの選出は1961年にレッズ、1966年にオリオールズで獲得した通算586本塁打のフランク・ロビンソン以来史上2人目の快挙を達成。大リーグ史上12人目の3度目の受賞となった。ジャッジはヤンキースの選手としては1956年のミッキー・マントル以来68年ぶり2人目となる満票での受賞だった。
さらに新人王獲得経験のある選手が両リーグでMVPを受賞するのは今回が8度目となった。過去7度は以下の通り。
1972年 ディック・アレン(ホワイトソックス)、ジョニー・ベンチ(レッズ)
2008年 ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)、アルバート・プホルス(カージナルス)
2011年 ジャスティン・バーランダー(タイガース)、ライアン・ブラウン(ブルワーズ)
2016年 マイク・トラウト(エンゼルス)、クリス・ブライアント(カブス)
2019年 マイク・トラウト(エンゼルス)、コディー・ベリンジャー(ドジャース)
2021年 大谷翔平(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)
2023年 大谷翔平(エンゼルス)、ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)