藤川監督から来季守護神の指名を受けた阪神の岩崎優投手(339が22日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の年俸2億円でサインした。岩崎は22年に4年契約総額8億円でFA宣言残留をしており、大型契約の3年目を迎える。
今季は60試合登板で4勝4敗、23セーブ、17ホールドを記録した岩崎について、藤川監督は「彼が抑えであるべき」と発言。ゲラとの抑え併用を見直し、左腕に9回を任せる方針を打ち出している。甲子園での秋季練習で指揮官から直接伝えられた岩崎は「9回で考えていると言われて、正直ちょっとびっくりした面もあった。でも引き締まった。とにかく勝ちたい。今年は2位だったので」と意気込みを見せた。
今季の成績を「最低限という感じ」と受け止め「もうちょっと出来たかなと思うところもある。数字の面で他のブルペン陣に負けたところもあった」と桐敷や石井に成長にも刺激を受けていた。
34歳になる来シーズン、あと11セーブで100セーブの大台も迎えるが、「とにかく勝ちたい」を岩崎は勝利のために腕を振るう決意だった。