20日に亡くなった桂雀々さんとは50年の付き合いという大平サブロー(68)が22日、事務所を通じてコメントを寄せた。
「64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉(とら)えられずにいます」とショックを隠せなかった。。
雀々さんが14歳、サブローが18歳の時にTBS「銀座ナウ」の素人コメディアン道場というコーナーで対決。「木っ端みじんにやられた」のが最初の出会い。「今と変わらずテンポもキレも抜群で、とても素人とは思えない天才14歳でした」と振り返った。
数年後にお互いにプロになり朝日放送の番組で再会。「一緒にがんばろな!」とエールを送り合い、その後はラジオやイベントで同席。イベントでは年1回「サブロー&雀々の二人の世界」を数十回続けた。
サブローは「僕が彼に落語の手解きを受け、僕は彼に漫才を教えるという関係で楽しい時間を共有しました。漫才センスも抜群で漫才でもスターになってたと思います。僕とは息も合いましたね」と懐かしんだ。
12月に「帰ってきたサブロー&雀々の二人世界2」をやる予定だったが、「倒れたと聞いて回復してから改めて来年の春になんて軽い気持ちでいましたが、まさかまさかの事で」とガックリ。「いずれまた僕も天国に行くでしょうからその時は、『あの世の二人の世界!』をやってみたいです。それまでは天国で誰とも漫才はやらずに待っててくださいな。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌」と締めくくった。