大リーグ機構(MLB)は21日(日本時間22日)、今季のMVPを発表し、ナ・リーグは大リーグ史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平投手(30)が2年連続3度目の選出となった。同日、米スポーツ専門局「スポーツネットLA」の取材にデーブ・ロバーツ監督(52)が応じた。
今シーズン大谷を迎え入れ、一緒に過ごす中で「彼が野球を愛していることを学びました。彼はその芸術を愛し、その挑戦を愛しています。彼が非常に楽しい陽気な人物であること、そして非常に賢いことを学びました」と語った指揮官。続けて「そして、彼が人々に与える影響の大きさを本当に感謝せざるを得ませんでした」と大きな影響力に感謝した。
また大谷自身の“ターニングポイント”についても言及。「思うに彼の転機は、通訳がいなくなってしまったことでショウヘイが自分自身を表現できるようになり、人として成長し、多くのことに責任を持ち、チームメイト、スタッフ、ファンに対して自分を解放したことでした」と専属通訳だった水原一平氏が違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇されるというショッキングな出来事が、大谷自身に変化をもたらしたのではないかと分析した。
最後に「ショウヘイは私に、これまでで最も楽しいシーズンだったと言ってくれました」と大谷からのメッセージも紹介した。