ラグビー・リーグワン1部の神戸は22日、神戸市内の灘浜グラウンドでトヨタとプレシーズンマッチを行い、33―26で勝利した。
SH日和佐のトライで先制しながら、風下の前半はSO松田らを擁するトヨタに押し込まれる場面も多く、14―19で折り返す。だが、後半に入って主導権を握り、フッカー北出、SH中嶋、ロックのカウリートゥイオティと3連続トライ。1トライを返されながらも7点差で競り勝った。
就任2季目を迎えたデイブ・レニーHCは、この日が61歳の誕生日だった。試合後に選手、スタッフにお祝いされた指揮官は「ボールを持っている時もディフェンスの時も、今日は良い瞬間がたくさんあった」と充実の表情。その上で「これが(プレシーズンの)3試合目で、試合を通して成長できている。ただ、課題もまだたくさんある」と反省も忘れなかった。
FBで先発してランなどで見せ場をつくった松永は「全体的にアタックではゲームコントロールをして、チャンスのところでスペースにボールを運べた」と手応えを口にした。ケガによって昨季に出場のなかったWTBモエアキオラ、京産大出身で1年目のWTB船曳らも存在感を発揮。約1カ月後のリーグワン開幕に向けて、よりチーム力を高めていく。