将棋の第45回日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)決勝(24日=東京ビッグサイト)開催を2日後に控えた22日、対局者の渡辺明九段(40)と広瀬章人九段(37)が東京都内で行われたトークショーに登場した。
ともに5年ぶりの決勝進出。渡辺は「この5年間はコロナ禍などがあり、いつもより長い5年間。限られた棋士しか参加できない中で、ファイナリストになった。5年分の思いを乗せて、あさっての対戦に臨みたい」と4度目の優勝に向け決意を示した。一方、初優勝を狙う広瀬は「準決勝で藤井(聡太7冠)さんに勝ち、いろいろな方から久しぶりに連絡が来た。注目の高さを久々に感じている。渡辺さんとの決勝は不思議な縁。皆さまに満足いただく将棋を指したい」とスピーチした。