ヤクルトの岩田幸宏外野手(27)が22日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の年俸1000万円でサインした。
育成選手として入団し、3年目の今季は3月末に支配下契約を結んだ。自慢の俊足と広い守備範囲を生かして81試合に出場し、打率・228、1本塁打、7打点、10盗塁という成績を残した。球団から「よくやってくれた」と評価されたが「良いことも悪いことも経験したシーズン。数字的には物足りないので、もう少し良くしたい」と振り返った。
「レギュラーを目指さないといけない。やっぱり初回からセンターで出たい。そこは獲りたい」
来季の目標は中堅のレギュラー奪取だ。そのために不可欠なのが打力の向上で「打たないと(試合に)出られないので。打率と出塁率を上げれば、盗塁の数も自然に増えると思う。まずは打つことを強化したい」とオフのテーマを掲げた。
育成時代の年俸は320万円で、支配下登録にともない500万円に。1000万円の“大台”に乗せたが、昇給分の使い道については「貯金です」と謙虚に笑った。(金額は推定)