◇明治安田J1リーグ第28節(2024年11月22日 埼玉)
8月に雷雨のため前半終了後に中止となった再開試合が行われ、浦和はホームで川崎Fと対戦し1―1で引き分けた。4試合ぶりの失点で2連勝を逃した。
MF大久保智明が右膝半月板損傷で今季の復帰は絶望的。MF松尾佑介が出場し、FWチアゴ・サンタナがメンバー入りした。
J1の再開試合は09年の鹿島―川崎F以来15年ぶり2例目。1―0から再開した後半10分にヘディング弾を決められ、同点に追いつかれた。同25分にサンタナが出場も、得点には絡めず。同34分にはMF渡辺凌磨のパスに反応した松尾がシュートを放つも、ゴールポストに直撃し、得点とはならなかった。
前回対戦時はペアマティアス・ヘグモ前監督が指揮し、この日はマチェイ・スコルジャ監督が指揮。前半と後半で別の監督が指揮を執り、再開時の監督交代はJリーグ初となった。
8月24日の試合では開始直後から雷が鳴り、雨が激しくなる中で続行。前半23分に浦和が渡辺のゴールで先制した。前半終了後に一度はピッチコンディションの不良を理由に後半開始時間を遅らせて再開すると発表されたが、その後に天候回復の見込みが立たないとして中止が発表された。
スコルジャ監督は試合前に「この途中経過を、あまり意識しすぎないようにしないといけないと思う。このホームゲームでベストを尽くして支配したいと考えている。私の人生でも初めての経験なので、非常に興味深いものになると思う」と語っていたが、主導権を握れないままドローに終わった。