◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第2戦 日本9―6ベネズエラ(2024年11月22日 東京D)
野球世界一を懸けた国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は22日、東京ドームでスーパーラウンド第2戦の2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」はベネズエラと対戦。3点リードを一時ひっくり返されながらも牧秀悟内野手(26=DeNA)の1号満塁本塁打で6回に再逆転して勝利を飾り、決勝進出に大きく前進した。
侍ジャパンはこれで1次ラウンドから参加チーム唯一となる無傷の7連勝。国際大会は26連勝、強化試合を含む国際試合は32連勝となっている。
初回1死から小園(広島)、辰己(楽天)の連続二塁打で先制。さらに森下(阪神)の適時打と源田(西武)の内野ゴロで2点を加えて一挙3点を先取した。
先発右腕・才木(阪神)は初回から3奪三振と最高の立ち上がり。3点先取してもらった直後の2回、レイエスにバックスクリーン左に1号2ランを叩き込まれ、あっという間に1点差と迫られたが、その後は無失点で5回2安打2失点と好投して降板した。
だが、3―2で迎えた6回に登板した2番手左腕・井上(巨人)が逆転2ランを浴びるなど3失点。嫌なムードが漂ったが、3―5で迎えたその裏に坂倉(広島)の1号ソロで1点差とすると、栗原(ソフトバンク)の押し出し四球で同点とし、さらに牧が満塁アーチを放って一気に試合を決めた。
井上は1回3失点ながらも、直後に味方打線が爆発して再逆転したため勝利投手に。今大会7試合で3勝目となった。3大国際大会(WBC、五輪、プレミア12)で侍ジャパンの投手が1大会3勝をマークするのは2009年WBCの松坂大輔(レッドソックス)以来15年ぶり。