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スタレビ・根本要が親友・桂雀々さんを悼む「笑瓶ちゃん追いかけて逝っちゃったよ、と…」

スポニチアネックス 2024年11月22日 23時14分

 人気バンド「スターダスト☆レビュー」の根本要(67)が22日、スポニチの取材に応じ、20日に糖尿病からの肝不全により64歳で死去した落語家・桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんを悼んだ。

 デビュー直後、若手落語家だった雀々さんが出演する関西のラジオ番組にゲスト出演して以来、“雀さん”と呼んで40年以上親交を深めてきた根本。亡くなった20日にその事実を知った。

 「仲良いグループでで雀さんの動向は確認し合ってて。倒れて入院後、薬が体に合わなくて途中から悪くなったと聞いて、“ちょっと長引くかもしれないね”とは話してた。(容態が)持ち直したとも聞いてたから、そんな急に逝くなんて…ちょっと今も信じられない思いです」とショックは続いている。

 その日はレコーディングで、気を遣ったスタッフは根本が歌録りを終えてから訃報を伝えた。「先に聞いてたら歌えなかっただろうな、と思ったぐらい落ち込みましたね」と吐露した。

 昨年2月に亡くなった笑福亭笑瓶さん、嘉門タツオ、北野誠らとは長年の飲み仲間。行けば、デビューの早い雀々さんは「兄さん」扱いされていたという。「年齢が一番上の笑瓶ちゃんと雀さんは最高に面白いコンビ。ああ…面白い人ってこういう人たちのことを言うんだ、と思ってた。だから今回、笑瓶ちゃん追いかけて逝っちゃったよ、と思った」と語った。

 根本にとって、雀々さんは「落語家としても大好きだけど、友達感が強い。暇があると“どうしてんの”と電話をくれたり、誘ってくれる。2人で会ってるときは落語家もミュージシャンもない。飲みながら落語や音楽について熱く語った記憶がない。ひたすら飲んでバカ言って騒いで、だらだら一緒にいた。めちゃくちゃ仲のいい高校時代の友達みたいで、いつまでたっても飽きなかった」と思いを込めた。

 雀々さんはスタレビのライブにたびたび訪れ、根本も雀々さんの独演会に何度もゲスト出演。「僕に“ギター侍で出るか”と提案して、着物や足袋を用意して着せてくれたのも雀さん。すべてにおいて優しい人だった。明治座でギター漫談をやらせてもらったり…雀さんがいないと絶対できなかった」と感謝。「来年の雀さんの会にも呼ばれててスケジュールも空けてたけど。ないと思うと切ない」とその突然で、早すぎる死に寂しさをつのらせていた。

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