大リーグの公認歴史家のジョン・ソーンさん（77）は「専門分化が進む現代の野球で、“50―50”は大谷の選手としての価値を際立たせる大記録」と称賛した。
73年にア・リーグで採用され、22年からはナでも導入されたDH専任のMVP獲得は初めて。「守備に就かないDHは野手ではないとみなされてきた」と球界の不文律を指摘し、それを打ち破った意義を強調した。
「選手が複数のポジションをやる必要があった1850年代にタイムスリップしたような選手。まるで草野球で何でも上手にプレーする子供だ」と評し、来季の二刀流復活にも期待を込めた。