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56歳・谷口徹が予選落ち シード失い男泣き「最後ぐらいの気持ちでやったけど…」

スポニチアネックス 2024年11月23日 4時46分

 ◇男子ゴルフツアー カシオ・ワールド・オープン第2日(2024年11月22日 高知県 Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)

 02、07年賞金王の谷口徹(56=フリー)が通算5オーバーの96位で予選落ちし、26季保持したシード権を手放すことが確定した。現在の賞金ランクは153位。生涯獲得賞金25位以内による1年シードを持っているが、来季以降の行使の有無については熟考する方針を示した。大会は65をマークした宋永漢(ソン・ヨンハン、33=韓国)が通算13アンダーで単独首位に立った。

 2度、賞金王に輝いた谷口が男泣きした。「来年やるか、やらないかは分からない…。自分の中で最後ぐらいの気持ちでやったけどうまくいかなかった」。19年に22年間守った賞金シードを喪失し、今季が18年日本プロ選手権優勝で得た5年シード最終年だった。

 通算20勝を誇る56歳にとってシードのこと以上に悔しかったのは今季一度も優勝争いに絡めなかったことだ。日本プロをメジャー最年長の50歳92日で制し、次の目標を尾崎将司が持つ55歳241日のツアー最年長優勝記録更新に置いた。今季は13戦で予選通過わずか2度、最高成績は61位。今大会前の賞金ランクは153位だった。「出るためにやっているわけじゃない。勝つためにやっている」。体に不調がないからこそ、そう強く感じた。

 シニアツアーで通算2勝しているが、やはりこの舞台への思いは強い。「今の(ツアーの)レベルで最年長優勝は限りなくゼロに近い目標なのは分かるけど、でも、チャレンジできる人はそんなにいない」。生涯獲得賞金によるシードを行使してレギュラーツアーで戦い続けるのか、期限の年末まで熟考する。

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