ラグビー日本代表は22日、テストマッチ「リポビタンDツアー2024」イングランド戦(24日、英トゥイッケナム)の登録メンバー23人を発表した。体調不良で欠席したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の代役のニール・ハットリー コーチングコーディネーターと、ゲーム主将のSH斎藤直人(27=トゥールーズ)が記者会見に出席した。
9日のフランス戦、16日のウルグアイ戦を経て欧州遠征の最終戦、今季最後のテストマッチに臨む。イングランドとは、ジョーンズHC就任後の初陣となった今年6月22日に対戦して17―52で敗れている。斎藤は「今年最初に戦った相手と今年最後にもう一度戦えるので、チームとしてこの1年どれだけ成長したかが分かる」と5カ月ぶりの再戦を心待ちにした。そして「アタックの部分はこだわってやってきたので(テストマッチを)10試合以上やって積み上がっていると思います」と成長を示すことを誓った。
世界ランキング13位の日本に対して、イングランドは同7位の強豪国。「セットプレーとハイボールを中心に戦ってくると思うので、その2点は対策している」と相手の強みを分析した上で「速いラインスピードに対して自分たちがどれだけアタックを仕掛けられるか」と強豪撃破へのポイントを挙げた。
8万人以上の大観衆の中でアウェーの状況となる。斎藤は「モメンタムやエナジーを自分たちで生み出すことが大事。少ない時間のハドルでいかに意思統一できるか、流れが傾きかけた時に取り戻せるか、リーダーとしても大事」とゲーム主将としての責任感をにじませた。