◇明治神宮大会 高校の部準決勝 横浜3―1東洋大姫路(2024年11月23日 神宮)
横浜(神奈川)が東洋大姫路(兵庫)を延長11回タイブレークの末に下して決勝進出を決めた。
名門の背番号1が躍動した。来秋ドラフト候補の最速147キロ左腕・奥村頼人投手(2年)は先発して5回無失点。一度は左翼に就いたが、無死一、二塁から攻撃が始まる延長10回タイブレークから再びマウンドに上がると、11回まで2イニング続けて無失点。延長11回には自ら2点差に広げる左前適時打を放つなど投打で活躍し「精神的にも限界だったのでまずはホッとしています」と喜んだ。
25日の決勝はOBで日米で活躍した松坂大輔を擁した97年以来、2度目の優勝を目指して戦う。脈々と受け継がれてきたエースナンバーを背負う左腕は「世間では織田、織田と言われていますがエースは自分。もし投げるならまた無失点で抑えたい」と堂々と言い切った。