明治神宮野球大会は23日、高校の部で準決勝2試合が行われた。第1試合では横浜が東洋大姫路を延長11回の激闘の末、3-1で下して決勝進出した。また第2試合では広島商が敦賀気比を、こちらも延長戦の末に11-9で破って決勝に進んだ。
優勝校に与えられる来春選抜の神宮大会枠は関東地区と、広島商の中国地区に絞られた。
東洋大姫路の敗退により、大阪勢が来春選抜不在の可能性が出てきた。今秋近畿大会に出場した3校がすべて8強以前で敗退しており、不在となると1927年・第4回大会以来の98年ぶり2度目となる。
選抜の出場32校は来年1月24日の選考委員会で決まる。一般選考枠で近畿地区から選ばれるのは6校。4強以上がほぼ当確、残る2校は準々決勝までの成績などで比較検討される。
今秋近畿大会では、大阪勢は大院大高が唯一8強入りしたが、準々決勝で東洋大姫路に0―4で敗れている。一方で、同じ8強の滋賀学園は1回戦で大阪桐蔭を破っているほか、滋賀短大付も履正社を1回戦で倒している。
近畿代表が優勝し、神宮大会枠が獲得できれば近畿は一般7枠となり、大阪勢が出場するチャンスも残されていたが、不在となる可能性がある。また、2017年選抜決勝で対戦し、全国屈指の強豪でもある大阪桐蔭と履正社がともに不在となれば、2009年以来16年ぶり。