MLB記者歴22年のオレンジカウンティー・レジスター紙のビル・プランケット記者が22日(日本時間23日)、12月27日に徳間書店からドジャース・大谷翔平投手(30)の書籍「SHO-TIME 3.0 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇」(税込み2200円)を発売すると自身のXで明かした。
本書は日本で先行発売され、米国では来季開幕前に「L.A. STORY: Shohei, Showtime, and the Billion-Dollar Dodgers」(仮)として出版される予定。プランケット氏は、本が発売されることを知ったファンのX投稿を引用する形で「それは本当です。本当に起こっているのです。(米国でも少し遅れて出版される予定です)」とつづった。
「ドジャースが大谷翔平に値づけた10年総額7億ドル(約1078億円)というメジャー史上最高額の本当の意味とは?」「スーパースター大谷翔平の入団にチームメイトの正直な感想とは?」「韓国開幕戦を襲った水原ショック! その時、何が起きたのか?」など、日本メディアでは報じない舞台裏に迫ったスポーツノンフィクション。数々のチームスタッフ、選手たちの証言によって、大谷の激動の2024年シーズンの真実に迫っているという。
プランケット氏は、大谷に対して「ワンチャン、ゲンキ?」「ムシアツイネ」など日本語で話しかけ、大谷の笑顔を引き出すのがうまい。今年5月にデーブ・ロバーツ監督におもちゃのポルシェを贈呈したことを例に挙げ、本紙の取材にも「いつも真面目で冷静な男だと聞いていたが、ユーモアのセンスが高い」と大谷に感心していた。これまでドジャース担当やエンゼルス担当を歴任。野茂英雄、黒田博樹、松井秀喜、前田健太など数多くの日本選手と日本メディアと接してきた経験から「オッス(おはようございます)」「オツカレサマ」「サムイ」「アツイ」「ムシアツイ」「オイシイ」「オイシクナイ」「ジカンノムダ」など数十個の日本語フレーズを操ることができる。