タレント上沼恵美子(69)が、23日放送のNHK「所さん!事件ですよ」(土曜後6・05)にゲスト出演し、ペットロスの悲しみを振り返った。
この日のテーマはペット。番組では、ペットを3D撮影して、アプリ内やフィギュア化して残すサービスを行う業者などを紹介した。
MCの所ジョージは、「死んだ時はああ…と思う。悲しいなとは思いますよ。だけど、引きずらない。約束ごとだから、死ぬのは。飼った時点で死ぬのは約束ごとなので」と、ペットに対する自身のスタンスを口に。すると、上沼は「思った通りの所さんです。思った通りです。悲しまないというのじゃなくて、達観している」と感心した。
しかし、上沼自身はそこまで割り切れなかったという。「私は死ぬ思いをしました。2年半前。一昨年の4月23日、フレンチブルドッグ、早朝5時半に逝きました。私の胸の中で」。愛犬は“ベベ”という名で、番組で生前の写真が披露されると「かわいい!」と声を上げた。
苦しい時にそばにいてくれた、唯一の存在だったという。「2、3年前というのは、大阪でやっていた大きな番組を2つ降板になりまして、主人とも仲はいいんですけど、週末婚という形で別居しまして。本当にベベが私の家族だったんです。ずっと一緒に寝て」と回想した。
また「今もダメです。一緒に歩いたところを通りかかると、号泣します」と話し、「まじめに、後を追おうと思いました」と瞳を潤ませて打ち明けた。
所が「それだけ愛されたペットは幸せですね」と語ると、上沼は「幸せでしょうか?」と笑顔で返していた。