「炭火焼肉たむら」のオーナーで、お笑い芸人のたむらけんじ(51)が23日、つかしん店のある兵庫・尼崎の「グンゼタウンセンターつかしん」で、先輩芸人の宮迫博之(54)とトークショーを行った。
経営ピンチに陥っているという同店再建活動の一環で、焼肉店「牛宮城」を成功させた宮迫に、たむらが相談したことがつながり実現した。
トークショーは脱線に脱線を重ね、観客も大喜び。宮迫は「牛宮城」に明石家さんま(69)が訪れた時の“男前エピソード”を披露し客席をわかせた。「さんまさんは格好ええねんで」と話し始め「一番高いシャンパン持って来い、お祝いや」と1本60万のシャンパン2本注文してくれたという。さらに「1本は飲まんでええ。お金だけ払う、お祝いやから。あと1本は乾杯しよう」と振る舞ってくれたという。このエピソードに感激した、たむらだったが「その返したシャンパンは?他の客に?えっぐー。二重取りやん!」とツッコミ。「それは、さんまさんが返したシャンパンいうて(店に)飾るとかさあ…」などとし、苦笑いの宮迫も「飾った…方が良かったな」などと、うろたえた。
「さんまさんは格好いいですね」とうなった2人だが、たむらは「そんなさんまさん、うちでは500円のキムチを“高い!”てエラい怒ってましたよ」などと話し笑いを誘っていた。
イベント終了後、2人は囲み取材にも応じ、たむらは店の現状について「ガチでヤバいです。このまま行ったらホンマつぶれます」と断言。宮迫も「ここまでヒドいとは思ってなかったんでね。数字を見ると“ホンマにヤバいな”と思った」と明かした。
たむらは先月31日、宮迫のYou Tubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」で肉の原価率高騰やコロナの影響で経営が大ピンチであることを公表。昨年5月から米ロサンゼルスに移住していたが、今月12日に緊急帰国している。宮迫は、そんなたむらに「牛宮城」のプロデュースを手がけた「SHOGUNBURGER」などを展開する「株式会社ガネーシャ」の本田大輝社長を紹介するなどサポート役を務め、この日の交通費は自腹を切り、イベント終了後のビラ配りも共に行った。
「炭火焼肉…」は現在4店舗。12月1日にメニューをリニューアルし試食した宮迫は「うまいです。マジで」などと絶賛した。