◇大相撲九州場所14日目(2024年11月23日 福岡国際センター)
新十両で東十両11枚目・安青錦(20=安治川部屋)が西十両4枚目の志摩ノ海(31=追手風部屋)を破り、自身初の2桁勝利を挙げた。
立ち合いで低く立つ。突き放して右を取って出し投げを打ち、相手が崩れたところを突いて押し出した。「前に攻めて勝てて良かった。十両優勝?意識してない。自分の相撲を取るだけ」と無欲を強調。初の15日間の相撲をとることには「体は疲れている」といいながらも白星を積み重ねていることで体もよく動いている。
場所前から師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)から「自信を持って自分の相撲を取っていけ」と言われ続けた。前日の相撲で内無双を決めて「うまいじゃないか」と褒められたという。
24日の千秋楽の相手は3敗の西十両筆頭の金峰山(27=木瀬部屋)だ。「自分の相撲に集中してお客さんに喜んでもらえるように取りたい」と今年最後の一番を白星で飾る。