◇バレーボール男子SVリーグ第7節第1戦 サントリーサンバーズ大阪3―1ジェイテクトスティングス愛知(2024年11月23日 ジェイテクトアリーナ奈良)
3位のサントリーが2位のジェイテクトを3―1で下した。左足首に違和感があった高橋藍(23)は2試合連続で先発出場。強打での得点は少なかったが、サービスエース3本、ブロックで1得点の合計9点。第3セットが12―17と劣勢になった場面でポーランド代表のアレキサンデル・シリフカ(29)と交代した。
ジェイテクトには日本代表セッター・関田誠大(31)がいる。高橋は第1セット、関田から背後に上られげたトスに反応してブロックを決めた。「相手に日本代表の選手がいると気持ちが高ぶる。お互いが長所を知っているから駆け引きがある」と話し「あのシーンはそこにコミットしたわけではないですが、セキさんは意表を突いたトスを上げてくる。あそこは我慢して跳んだ」と振り返った。
サントリーは25―23、25―23で競り合いを制して第2セットまで奪った。第3セットは23―25で落とす。第3セットで高橋とシリフカを代えた場面についてオリビエ・キャット監督(57)は「高橋のプレーが悪かったからではなく、何かを代える必要があった。シリフカが入ることによってジェイテクトを困らせたかった」と説明した。第4セットは25―14で奪って勝利。チーム最多の23得点を挙げたドミトリー・ムセルスキー(36)は「すごいチームを相手に貴重な勝ち点を取れて良かった」と笑顔で振り返った。