◇陸上・マーチ対抗戦(2024年11月23日 東京・町田GIONスタジアム)
来年1月の箱根駅伝に向けた記録会として明大、青学大、立大、中大、法大5チームの1万メートル上位10人のタイムで競い、中大が初優勝を飾った。個人では青学大の鶴川正也(4年)が27分43秒33の好タイムでトップだった。
絶好調の鶴川は「今回の目標はトップが目標だった。今年1年、関カレの予選以外は日本人の学生に負けていない。今年1年負けなしでいきたかった。勝ち切れて良かった」と語った。トップの賞金3万円の使い道については「おしいいご飯、自分の体に投資します」と笑顔で語った。
箱根駅伝に向けては「往路を走りたい、1、2、3、4区の全部走りたい。任された区間の全部イメージできている。どこでも大丈夫です」と話した。
青学大の原晋監督はショーアップも含めマーチ対抗戦の盛り上がりについて「ド派手な大会になった。こういう大会がしたかった」と満足げ。「(鶴川、黒田、若林と)27分台が3人出た。箱根駅伝に向けて順調にいっている」と語り「(マーチ対抗戦)過去4回の中では一番良いタイム。あとは敵は感染症」と前向きに語った。
さらに指揮官は「太田、今日の鶴川、黒田は確実にスタートライン立てば走れる。上りの若林も(1万メートル)27分で走り、下りの野村も順調。それ以外の選手が自分たちも区間賞を獲る意識で戦ってもらいたい」とさらなる戦力アップを期待した。