◇大相撲九州場所14日目(2024年11月23日 福岡国際センター)
豊昇龍が霧島をつり出し、初優勝した昨年名古屋場所の12勝を超える自己最多の13勝目を挙げた。「しっかり集中してやりました。集中したのでよかったと思います」。この日朝、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)からは「(技が)いろいろある相手。頭に入れておけよ」との助言があった。得意とは逆の左四つになったが、胸を合わせて問題にしなかった。
8場所ぶりの優勝へあと1勝。「意識してません。意識して、負けた場所が結構ある」。日体大柏出身の豊昇龍と、柏相撲少年団出身の琴桜。「柏対決」の実現に、取組後の支度部屋でも厳しかった表情が「まあね、しっかり集中してやるしかない」と少し緩んだ。