◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第3戦 日本9―6台湾(2024年11月23日 東京D)
今大会初安打はチームを勢いづける一発だった。「一番・二塁」で先発出場した侍ジャパンの楽天・村林が、初回に左腕・陳柏清(チン・ハクセイ)の内角低め直球をライナーで左翼席へ運んだ。相手の先発が変更となるハプニングにも動じず「試合前に井端監督から“1番で頼むぞ”と声をかけていただいた。打てて勝てて良かったです」と笑った。
18日のドミニカ共和国戦では、1番で起用されたが6打数無安打。チームが2桁安打で11点を奪う中、悔しさだけが残る一戦となったが、再び巡って来た先発起用に応えた。2回の第2打席でも中前打でマルチ安打をマーク。「日本の野球で世界一を獲って、応援してくれるファンと一緒に喜び合いたい」と、決勝戦に目を向けた。(川島 毅洋)
≪日本代表の初回先頭打者本塁打は4人目≫村林(楽)が初回先頭で日本代表初アーチ。オールプロの主要国際大会で日本代表の初回先頭打者本塁打は、06年WBC2次R・米国戦のイチロー(マリナーズ)、13年WBC2次R・オランダ戦の鳥谷(神)、17年WBC2次R・キューバ戦の山田(ヤ)に次ぎ4人目でプレミア12では初。また、決勝弾となったのは鳥谷に次ぎ2人目。