◇プレミアリーグ第12節 マンチェスターC 0-4 トットナム(2024年11月23日 エティハド・スタジアム)
マンチェスターCのジョゼップ・グアルディオラ監督(53)が自身初の公式戦5連敗を受け、チームの団結を訴えた。
バロンドール(世界最優秀選手)に輝いたスペイン代表MFロドリが右膝負傷のため今季絶望などケガ人の多いチームは、ホームでトットナムに0-4と惨敗。支配率58%もシュート24本のうち枠内5本と精度を欠き、カウンターやミスから失点を重ねた。リーグ戦は3連敗で、欧州CLとリーグ杯を含めた公式戦5連敗は、クラブにとって06年以来18年ぶり。本拠エティハド・スタジアムでは公式戦52試合ぶりの黒星となった。
23日時点でリーグ戦は2位につけているものの、1試合少ない首位リバプールとは勝ち点5差。グアルディオラ監督は「リーグ戦3連敗中に、我々が王者になれると言うことはできない」と認めた上で、「しかし、現実はここにある。我々は連敗を止め、試合に勝ち始めなければならない」と強調。「人生やスポーツにおとぎ話はない。時にはこうした状況を乗り越えなければならない。お互いを責めることなく、団結して、今までやってきたことを続けよう」と訴えた。
16年に就任したグアルディオラ監督はクラブと契約を2年延長し、27年まで指揮を執ることが決まったばかり。「今季何が起きるか分からないが、私が選手たちを信じないことは一瞬たりともない」と言いながらも「8年、9年、10年も連続で成功し続けるチームは世界に存在しない」とも語った。チームは26日に欧州CLでフェイエノールトと、12月1日にはリーグ戦で首位リバプールと対戦する。