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【クイーンズ駅伝】資生堂が3区でトップ! パリ五輪代表・五島莉乃が30秒差を逆転

スポニチアネックス 2024年11月24日 13時29分

 ◇クイーンズ駅伝 第44回全日本実業団対抗女子駅伝(2024年11月24日 宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6区間42.195キロ)

 最長の3区(10.6キロ)でレースが動いた。17秒差の2番手でスタートしたJP日本郵政グループの広中璃梨佳が、3キロでトップの積水化学・佐藤早也伽に並び中間点で前へ出た。さらに、30秒差の4番手から出た資生堂のパリ五輪1万メートル代表・五島莉乃が2人を猛追。佐藤をかわして2番手に浮上すると、ケガからの復帰で今季初レースとなった広中に7.9キロで追いつき、一気に抜き去った。

 五島は33分17秒で昨年に広中がマークした区間記録(33分4秒)更新とはならなかったものの、トップでたすきリレー。JP日本郵政グループが3秒差の2番手、積水化学が9秒差の3番手に続いた。

 1区(7キロ)では積水化学の田浦英理歌がいきなり区間賞を獲得。残り1キロでスパートした天満屋の吉薗栞を粘り強く追い、21分46秒の同タイムながら着差がついた。田浦は昨年も急きょのエントリーで1区を走ったが、堂々の走りで1年間の成長を示した。

 2区(4.2キロ)では積水化学のパリ五輪5000メートル代表・山本有真が、昨年マークした自身の区間記録を17秒更新する12分56秒をマーク。2位に浮上してきたJP日本郵政グループに17秒差をつけた。

 24チームが参加して女子駅伝日本一を決める大会は、積水化学に対してJP日本郵政グループ、資生堂、第一生命グループなどが挑む構図とみられている。積水化学は全6区間のうち5区間が前回と同じメンバーで、全員が日本代表経験者という強力布陣。5区(10キロ)には1万メートル日本記録保持者の新谷仁美を配し、史上9チーム目の2連覇を狙う。

 ▼五島 ここまでチームのみんなで頑張ってきたので、みんなの思いを込めて走りました。(4年連続の区間賞獲得)

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