昨季最下位の同大は昨季6位の関大と対戦し、31―29で下して今季初白星を挙げた。
昨季全敗で今季ここまで0勝5敗だった同大が関西リーグで白星を挙げるのは、22年12月3日の最終節天理大戦以来、722日ぶり。リーグ戦の連敗を12で止め、今季の全敗は回避した。
関大に先制トライを許しながら、ロック木村圭佑(4年=大分舞鶴)、No・8中谷陸人(1年=大阪桐蔭)のトライで逆転。一度は逆転を許しながら、前半34分にWTB岩本総司(3年=常翔学園)がトライを挙げて19―17で折り返す。
後半7分にラインアウトのモールから右に展開。最後はWTBファイアラガ義信ダビデ(2年=常翔学園)が右隅に飛び込んでリードを広げた。最後は2点差まで迫られたが、31―29で勝ちきった。
昨季、8校制となった64年度以降で同校初となる7戦全敗で過去ワーストの最下位に沈んだ同大。リーグ優勝48度、大学選手権で4度の優勝を誇る名門にとって今季は復権が期待された。その中でも苦しいシーズンを過ごしてきたが、第6節でようやく1勝目を挙げた。
現在は勝ち点4でまだ最下位。入れ替え戦回避を懸け、11月30日の最終節は摂南大と対戦する。