◇明治神宮野球大会大学の部準決勝 天理大4―5青学大(2024年11月24日 神宮)
天理大が青学大に延長10回タイブレークの末にサヨナラ負けを喫し、初の決勝進出を逃した。
6月の全日本大学野球選手権で日本一に輝いた強敵に善戦した。2試合連続で先発登板した最速148キロ右腕・的場吏玖(2年)が踏ん張った。3回までに4失点を喫するも、4回から6イニング連続で無失点と修正。同点の9回2死一塁では、ロッテからドラフト1位指名された代打の西川史礁(4年)をカーブで空振り三振に仕留めた。しかし、同点の延長10回にサヨナラ打を許して力尽きた。
「(西川には)いい打者なので抑えてやろうと思っていました。たくさん出た課題を冬の間に潰し、また全国で活躍したい。直球の質、決め球を磨きたいと思います」
青学大には今年の全日本大学野球選手権の準決勝で対戦し、2―10の8回コールド負けを喫した。春の雪辱こそ果たせなかったものの、大学4冠がかかる相手を苦しめた。
春秋と2季連続で全国4強入りした三幣(みぬさ)寛志監督は「よく学生がやってくれました。あの選手権があったからここまで来られた。(青学大に)感謝したいです」と選手の奮闘をたたえた。