◇アジア杯予選 日本83ー78グアム(2024年11月24日)
バスケットボール男子日本代表(世界ランク21位)は24日、アジア杯予選でグアム(同80位)と対戦し、前半17点リードしながらも、最終クオーターに一度同点に追いつかれる苦しい展開を制してアジア杯出場権を勝ち取った。
21年東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督が8強を目標に掲げて臨んだ今年のパリ五輪。開催国フランスと延長にもつれる激戦を演じた。しかし結果は3戦全敗で終わった。
その後、ホーバス監督が28年ロス五輪まで契約延長。アジア杯予選から新生ホーバスJAPANの始動となった。初陣となったモンゴル戦(同108位)に快勝。グアム戦ではモンゴル戦を欠場したジョシュ・ホーキンソン(29=SR渋谷)、渡辺飛勇(25=信州)、渡辺伶音(18=福大付属大濠高)がロースター入り。
その中でスタメン5人には、富樫勇樹(31=千葉J)、比江島慎(34=宇都宮)、西田優大(25=三河)、吉井裕鷹(26=三遠)、ホーキンソンが名前を連ねた。
勝てばアジア杯出場が決定する大事な一戦。第1Qは渡辺飛と吉井が2人で14得点を記録して、グアムからリードを奪った。第2Qはモンゴル戦で大活躍した西田が爆発した。このクオーターだけで3Pシュートを3本決めるなど前半だけでチームトップの11得点。前半は48―31で折り返した。
第3Q開始から0―8のランをくらって苦しい立ち上がり。しかし残り7分38秒から西田が2連続3Pシュートを決めると、吉井もこのクオーターだけで2本の3Pシュートを決めて、相手に流れを渡さず15点リードでこのクオーターを終えた。
しかし最終クオーターは苦しい時間が続いた。15点リードだったはずが、残り3分10秒で同点に追いつかれた。流れを変えたのはまたしても西田だ。残り2分4秒で3Pシュートを沈めると、直後にレイアップシュートを決めてグアムを突き放してアジア杯出場を決めた。
モンゴル戦につづき、西田が6本の3Pシュートを含むチーム最多21得点。ホーキンソンは13得点16リバウンドでダブルダブルを達成した。