◇アジア杯予選 日本83ー78グアム(2024年11月24日)
バスケットボール男子日本代表(世界ランク21位)は24日、アジア杯予選でグアム(同80位)と対戦し、前半17点リードしながらも、最終クオーターに一度同点に追いつかれる苦しい展開を制してアジア杯出場権を勝ち取った。試合後に“主将”比江島慎(34=宇都宮)は代表引退については語らなかった。
「このウインドーが最後の代表活動のつもり…」。
青学大4年時にデビューした13年の日本代表のキャリアに終止符を打つ意向を示したのは23年W杯、今年のパリ五輪で貢献した比江島慎(34=宇都宮)だった。
当初はパリ五輪を最後に代表を去る意向だったが、不完全燃焼に終わったために、所属する宇都宮の本拠で試合が開催される今回の活動への参加を決意。そして28年ロス五輪まで契約延長したトム・ホーバス監督からWINDOW2の主将に指名された。
敵地グアム戦では9得点5リバウンド5アシストを記録した。「最後はバタバタしてしまったが、2連勝できてよかったかなと思います」と安どの表情を見せた。
最終クオーター残り10秒で相手の反則を誘ってチーム最後の得点となるフリースロー2本を決めた。「いつもなら他の選手に任せるところですが、自らボール保持してファウルを受けてフリースローを打ちたいと思った。最後は外す気がしなくてしっかり決めきれてよかった」と振り返った。
最後に「アジア杯出場が大きな目標でもあったので、無事に権利を獲得できてホッとしました。オリンピックが終わって、初めて代表活動で新しい選手も2試合目はリラックスして良いプレーが出来ている選手もいた。今後はどんどん良くなっていくと思う」と自身の代表去就については語らなかった。