自動車の世界ラリー選手権(WRC)今季最終第13戦、ラリー・ジャパン最終日は24日、愛知県豊田市などで第17~21区間競技を行った。
2位トヨタに15点差をつけて最終戦に臨んだ首位の現代だったが、最終日に総合首位から出たオット・タナク(37=エストニア)が第17区間でクラッシュしてリタイア。チームはトヨタに3点差をつけられ2位となったが、今季のドライバー部門は同僚のティエリ・ヌービル(36=ベルギー)が初めて制した。
ヌービルはWRCで21勝を挙げながらタイトルには縁がなかった。日本で悲願を達成し「これまで本当に長かった。皆に感謝したい」と語った。
一方、エルフィン・エバンス(35=英国)が優勝、セバスチャン・オジェ(40=フランス)が2位とワンツーフィニッシュしたトヨタ勢は逆転での4連覇に笑顔。日本人でただ一人、最高峰クラスに参戦した勝田貴元(31)も喜びを分かち合った。
大会は3年連続の日本開催となり、愛知、岐阜両県を舞台に4日間の日程で実施された。21の競技区間でタイムアタックを行い、合計タイムで順位を競った。