大相撲九州場所は24日、福岡国際センターで千秋楽の取組が行われ、大関・琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)は同じく1敗で並ぶ大関・豊昇龍(25=立浪部屋)と結びで対決。相星決戦を制し、初優勝を飾った。
立ち合いから強烈な突きで迫ってきた豊昇龍に対し、一度は投げられそうになったが、よく残り、最後ははたき込んだ。
祖父は5度の優勝を果たし、07年8月に亡くなった元横綱「琴桜」。父は元関脇・琴ノ若という相撲一家。今年初場所後に大関昇進後、春場所までは「琴ノ若」として土俵に上がり、夏場所から「琴桜」に改名した。
☆初優勝 今年夏場所の大の里に次いで120人目の優勝力士
☆千葉県 91年名古屋場所の琴富士(千葉市花見区)以来
☆佐渡ケ嶽部屋 2016年初場所の琴奨菊以来。過去に琴桜、長谷川、琴風、琴富士、琴錦、琴光喜、琴欧州、琴奨菊。
☆14勝以上の優勝 23年夏場所の照ノ富士(14勝1敗)以来、大関では2017年初場所の稀勢の里(14勝1敗)以来
☆祖父、孫 日本相撲協会によると「過去に例はないと思われる」