◇WBSCプレミア12決勝 日本0―4台湾(2024年11月24日 東京D)
侍ジャパンの守護神・大勢投手(25=巨人)が24日に東京ドームで行われた台湾との決勝戦で今大会4度目のリリーフ登板。4点ビハインドでのマウンドを無失点で抑えるもチームは逆転勝利ならず、大会2連覇を逃して2位に終わった。
0―4で迎えた9回に4番手として登板。最初に打席へ迎えた1番のチン・シンイを全5球直球勝負で空振り三振に打ち取ると、2番のリン・リツは8球粘られたものの156キロの外角直球で見逃し三振に斬って取った。
5回に巨人の同僚でもある先発右腕・戸郷が右越え3ランを被弾した3番のチン・ケツケンには左前打されたが、4番のリン・アンカは153キロ直球で左飛に打ち取った。
投球内容は1回で打者4人に対して19球を投げ、1安打無失点。2三振を奪い、与四死球なし、直球の最速は156キロだった。
大勢は15日の韓国戦(台北D)、16日の台湾戦(台北D)と1次ラウンドではいずれも3人でピシャリと抑えて2試合連続セーブをマークした。
だが、22日のスーパーラウンド・ベネズエラ戦(東京D)では9―5と4点リードのセーブ機会ではない場面で登板し、1回3安打1失点(自責0)。悔しい思いを味わった。
それから中1日で上がった巨人の本拠・東京ドームのマウンド。今大会3セーブ目となれば3大国際大会(WBC、五輪、プレミア12)での侍ジャパン1大会最多セーブに並び、2019年プレミア12の山崎康晃(DeNA)、2021年東京五輪の栗林良吏(広島)以来3人目となるところだったが、かなわなかった。