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【プレミア12】大勢は首にかけられた銀メダルすぐに外す 欲しかった色と違い「かけていられなかった」

スポニチアネックス 2024年11月24日 23時39分

 ◇WBSCプレミア12決勝 日本0―4台湾(2024年11月24日 東京D)

 侍ジャパンの守護神・大勢投手(25=巨人)は表彰式でかけられた銀メダルをすぐに首から外して連覇を逃した悔しさを隠し切れない様子だった。

 プロ3年目の今季は巨人でチーム4年ぶり、自身初となるセ・リーグ優勝を経験。だが、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで3位・DeNAに下克上を許して日本シリーズに進出することができなかった。

 「(巨人で)日本一届かずで、プレミアも優勝届かずで、2度同じような悔しさを味わったんですが、その悔しさを忘れずに今後の野球生活につなげたい」

 まずはそう切り出した大勢。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一を経験したが、ガラリとメンバーが変わった今回について聞かれると「調整法とか、技術的な部分もいろいろ話せた。凄くいい交流ができたが、最後に勝って終わりたかった。でも負けてしまって悔しいなあという気持ちです」と振り返った。

 それでも、今後にこの経験を生かさないといけない。「野球で負ける。野球というか、WBCで世界一経験して、国際試合で負けて、どこかの国が優勝をするのを見る側は初めてだったんですが、当事者として本当に悔しかったので、再来年WBCあるので、また成長した自分でそこに挑んで、国際試合の悔しさをそこで晴らしたいが、そのためにもオフ、シーズンをしっかりと取り組んで、来シーズン、ジャイアンツでしっかり活躍してまた選んでもらいたい」と前を見据えつつ、台湾に比べて何か足りなかったかを問われると「そうですね、難しいですね、難しいです」と言葉は続かず。

 表彰式では首にかけられた銀メダルをすぐに外した。「単純に悔しかったんで。自分が欲しかったメダルの色でもなかったので、かけていることにこう…悔しさがこみ上げてきて。取ったというより、かけていられなかった」と大勢。

 「日本の野球の素晴らしさを結果で証明したかったので、それの最高の形が優勝だったので、それができなかったのが残念なので、国際試合は続くので、それに携わっていく選手になって日本の野球の素晴らしさを広めていきたい」とコメントを締めくくった。

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