◇ラグビーリポビタンDツアー2024 日本14―59イングランド(2024年11月24日 英トゥイッケナム)
世界ランキング13位の日本は、同7位のイングランドに14―59(前半7―35)で敗れ、24年の全試合日程を終えた。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)の復帰1年目のシーズンは、5勝8敗(非テストマッチを除くと4勝7敗)と負け越し、27年W杯オーストラリア大会へ厳しい船出となった。
試合後の会見に臨んだジョーンズHCは、「まだ新しい車に乗っている段階。走り出しはうまくいっていない。一つがうまくいけば、もう一つが壊れる。今日はラインアウトで苦戦した」と総括。今秋はニュージーランド、フランス、この日のイングランドと格上相手にはいずれも50失点以上の大敗を喫したが、努めて冷静に「まだ(先発総キャップ)200以下の若いスコッド。時間と学びが必要だ」と強調した。
歴史的3勝を挙げた15年W杯以来の日本代表復帰を果たしたジョーンズHCは、素早い判断とパス回しの攻撃で相手を崩す「超速ラグビー」を標ぼう。27年W杯では4強入りを目標に掲げ、選手の大幅な若返りと選手層の強化を図ってきたが、初年度は厳しい戦績となった。シーズンを振り返り、「特にここが伸びたという成長もなければ、ここがひどくなったというところもなかった」と話し、現状への危機感も口にした。
▽日本代表登録メンバー
<1>岡部 崇人(横浜)
<2>李 承ヒョ(相模原)
<3>竹内 柊平(浦安)
<4>サナイラ・ワクァ(花園)
<5>エピネリ・ウルイヴァイティ(相模原)
<6>下川 甲嗣(東京SG)
<7>姫野 和樹(トヨタ)
<8>ファウルア・マキシ(東京ベイ)
◎<9>斎藤 直人(トゥールーズ)
<10>ニコラス・マクカラン(トヨタ)
<11>ジョネ・ナイカブラ(BL東京)
<12>シオサイア・フィフィタ(トヨタ)
<13>ディラン・ライリー(埼玉)
<14>長田 智希(埼玉)
<15>松永 拓朗(BL東京)
<16>松岡 賢太(神戸)
<17>森川 由起乙(東京SG)
<18>為房 慶次朗(東京ベイ)
<19>秋山 大地(トヨタ)
<20>テビタ・タタフ(ボルドー)
<21>ベン・ガンター(埼玉)
<22>藤原 忍(東京ベイ)
<23>梶村 祐介(横浜)
※◎はゲーム主将