阪神・前川が、侍ジャパン選出を来季以降の目標に掲げた。同僚の才木、森下が選出されたプレミア12を定期的にテレビ観戦したという若虎。将来的には自らが日の丸を背負って戦うことを夢見ている。
「いつかは(ジャパンのユニホームを)着てみたいというのはあります」
森下の活躍に刺激を受けている。今大会の全9試合で4番としてスタメン出場し、世界の舞台でも好成績を残した背番号1。その姿に前川は、「日本代表として、プレッシャーもあると思う。その中で活躍されているのは凄い」と目を輝かせた。同じ左打者として注目してきたのは、DeNA・佐野だ。
「佐野さんはスイングの軌道が奇麗。勉強できるところは見て勉強していきたい」
日の丸に憧れを持つ上で、もちろん阪神での活躍が大前提にある。今季はかねて目標だった“シーズン完走”を成し遂げたが、来季も同じように1軍で活躍し続けることが重要だと心得る。「もう一回、良い数字でシーズンを終えられるように。このオフはぶれずに勝負できる体をつくりたい」と前川。阪神で好成績を残し続け、その先には“日本の右京”として大観衆を沸かせる姿を思い描いている。(松本 航亮)