◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節 同大31―29関大(2024年11月24日 奈良・天理親里ラグビー場)
同大が31―29で関大に競り勝ち、今季初勝利を挙げた。昨季から続くリーグ戦の連敗は12でストップ。勝ち点4で最下位の同大はBリーグとの入れ替え戦回避を懸け、30日の最終節で摂南大と対戦する。
今季初勝利を告げるホイッスルを聞いた選手たちは喜びを爆発させた。昨季は7戦全敗で入れ替え戦に回った同大。22年12月3日天理大戦以来722日ぶりの勝利でリーグ戦の連敗を12で止めた。
前半2分に関大に先制トライを許したが、この試合で復帰した主将のロック寺北は慌てなかった。「スクラムは押せる。春からやってきたモールにも自信がある」。FW陣が奮起して逃げ切った。
酒井優ヘッドコーチは「苦しい、勝てない中で同志社のラグビーを見つめ直した。内容はいろいろあるが、勝ったことが一番大きい」とうなずく。勝ち点4で最下位。Bリーグとの入れ替え戦回避は、最終節の摂南大戦勝利が絶対条件だ。全力で勝利を奪いにいく。 (千田 篤史)